感動する接客 Excellent Customer Service

日本の接客マナーの向上に役立つエピソードを更新していきます。

私のせいじゃないと言い出すとき

仕事の後、建物を出て指定された場所で待っているはずの「迎車」のサインを点灯させたタクシーが見当たらない。焦りました。 ちょっと向こうへ目をやると、なんと道を隔てて建物の柵の外で停車しているではありませんか。まさか柵をまたいで来いとでもいうの…

謝罪vs無言の接客の勝敗は決まっている

ある日の午後 接客業において、スタッフがついお客様の前で失敗するというシーンはあまりないとはいえ、実際にはどちらの側に立ったとしても、誰でも経験していることだろう。 素晴らしい外の景色を見下ろしながらゆったりと広々としたソファに腰を沈め、午…

小さな知識 小さな親切 大満足の接客とは

私はいわゆる「飲む」人ではない。 だからあまりお酒のことは知らない。 しかし気の置けない友人と「嗜む」ことは好きだ。 だから雰囲気の良いホテルのバーで軽く一杯飲むのが理想だ。 故郷金沢から高校時代の友人が上京していた。 食事を済ませて、マンダリ…

ホテルの雰囲気に合うマネージャー、合わないマネージャー

一流ホテルに働く人のエピソードが面白い。 少し古い本だが、最強のホテルマン9人のドキュメント「the Hotelier」のなかにこんな話があった。 ウィンザーホテル洞爺の再建で有名な窪山哲雄氏がニューヨークのウォルドルフ・アストリアホテルで修行中の出来…

理不尽な強情さと戦えない接客ミス

「加賀屋の流儀」に、あるクレームの話がありました。 旅館では最寄り駅に予定通り到着したすべてのお客様を迎えに行きます。 苗字を書いたプラカードを見せて気づくように計らっている。 気づいた「その苗字」のお客様がスタッフと一緒に送迎用の車に乗り込…

日本で最もお金を使う外国人観光客は?

日本にやってくる外国人観光客で、一番お金を落としていく国はどこだと思いますか?というと、大抵の人は、「中国」と答えます。 だって、観光スポットや普通に東京の街を歩いていても、目立つのは中国人らしき人たちばかりが目立ちますから、そう思うのも当…

上げ膳、据え膳、そして陰膳のある旅館

温泉につかってゆっくりしたい、 日常生活の煩わしさから解放されたい。 日常生活の煩わしさのなかでも 食べることの準備が煩わしいですね。 特別料理が好きという人は別として 食事の買い出し、料理作りは 解放されるとどんなにか嬉しいことか。 いやいや、…

接客に後出しじゃんけんはない

大型店の特設会場で野菜を販売している野菜売りのおじさん。 手に取ったミニトマトが美味しそうで、ついオジサンに「甘いですか?」と聞くと、「すごく甘いんだよ~」 その言葉に反応して 「では下さい」とお会計をお願いする。 お金を受け取りレジの文字盤…

お客様は5分前のこと覚えていて欲しい

人の目を引くとても美しいお友達とホテルのレストランで お食事のお約束をしていました。 テーブルは私が予約を入れておきましたが 彼女が先に到着したのです。 レストランの受付で 案内係と予約名を確認したとき 私がまだ到着していないと言われ、 それなら…

チップのある国ではご注意を

日本のサービス業において チップがないのは気楽でいいです。 そんな国からチップが当たり前になっている国に行って 食事をしてチップをどれだけ置こうかと 考えるのはストレスですね。 聞いたところによると アメリカ人でも結構ストレスだそうです。 サービ…

食の世界のアートを求めて

大阪発スムージーの出来上がりの美しさ、 こんなにも細部に至り 手間暇かけて作り上げたスムージーを 見たのははじめてです。 実はテレビ番組「情熱大陸」で この「作家」(!)さんのことを知り 大阪に行ったらぜひ訪れてみたいと 思っています。 食べ物は…

二番目に短い丁寧な言葉で高級感を!

2018年フォーブス4つ星ホテルの某レストランで 楽しくお食事をしていました。 設備よし、料理よし、サービスよし、雰囲気満点、 の良いことばかりで楽しんでいました。 その時テーブルを担当してくれたのは 日本人ではなく、 国籍を聞いたわけではない…

「無理です」と堂々と言われると

若い女性に人気のホームウェア系ショップでのことです。 合計で5万円の買い物をしました。 3万円分は自分用に、2万円分はプレゼント用に 店員さんにそう言って分けて 綺麗に包装してもらっているとき、 店員さんは尋ねてきました。 「只今キャンペーン中…

想像を超えるおもてなしとは 

上の写真、なかなか雰囲気のあるテラス席ですね。 アメリカはテキサス州オースチンにある 五つ星ホテルのFour Seasons Hotelの施設です。 さて、本日は「想像を超えるもてなし」を考えます。 アメリカのベストセラー作家でありコンサルタントの Micah Solomo…

お客様に勝てない接客のプロ

本日のポイントは2つあります。 ひとつは、 ①接客のプロであるためには 扱っている商品やサービスの勉強を怠らぬようにしよう ということです。 先日、あるデパートのゲランの香水売り場に立ち寄りました。 明るくてさわやかながらも女性らしい香りを探して…

はじめまして。感動する接客マナーを追及します。

はじめまして。 私たちは普通に生活していれば 様々な接客体験をしています。 経営側にいる人も サービスする側の人も 一番知りたいのはお客様の評価です。 お客様の評価がじわじわと 利益をもたらし、ビジネスの継続を可能にします。 私個人の意見や感想は…